こんにちは、chelseaです。


香港甜品の魅力をご紹介していきますと宣言したきり、
すっかりご無沙汰してしまっていました…

今日は、最近始まったばかりの冬スイーツの中から、

「芝麻糊」(黒ゴマのお汁粉)

のことをちょっと詳しくご紹介していきたいと思います!

芝麻糊



このお汁粉は、
香港のお汁粉の中でも非常にオーソドックスなもの。


昔ながらの甜品屋さんにも…

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ちょっとおしゃれな甜品屋さんにも…

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そしてスーパーにインスタントのものもあったりします。

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芝麻=ゴマ
糊=お汁粉
  のことなんですが、

香港のお汁粉には、「糊」の他に

「露」「沙」

という漢字も使われます。

それぞれに仕上がりの違いがあって、
あくまで私の個人的認識なのですが、

=なめらかに漉してあって濃度(粘度)が高め
=なめらかに漉してあって濃度(粘度)が低め
=素材の形が残っている(漉していない)もの

というイメージです。


さらにとろみをつける材料にも種類があって、
コーンスターチ、馬蹄粉(大黒くわいの粉)、米などを
それぞれのお汁粉の風味に合わせて使い分けます。

昔は各家庭で様々な芋や根菜類から自家製のでんぷんを作り、
それぞれの薬効をいかして体調によって使い分けていたのだとか


一口にお汁粉と言っても、
とっても奥深いですよね


一見大雑把に見える香港人の
意外なところでの細やかさが垣間見えるようです。
そんな二面性こそが香港の魅力の最大の要素ではないかと
私は思っています




さて、
timの芝麻糊は、糊というだけあってとろみはかなりしっかりめ。
でも甘さは控えめで、
あっさりなのにゴマの香りとコクがぎゅっと詰まっています。

「あぁ美味しい…」
としみじみ言いたくなるような、ほっとする美味しさです

あっさりなのに濃厚。
ぜひ体感していただきたいです



気になる効能はというと、

肌を潤し、便通を促すほか、
貧血や白髪、疲労にも効果あり

ゴマは固い殻に覆われていて、
そのまま食べても消化吸収があまり良くないのですが、
芝麻糊なら殻ごとすりつぶしてあるので
効率よく栄養を吸収することができるのもポイントです。

さすが、「美味の薬湯」ですね!



ちなみに、芝麻糊の読み方は

「ちーまーうー」

なんかかわいい…
と思うのは私だけでしょうか?笑

ぜひご注文の際は
「ちーまーうー」とおっしゃって下さい。
スタッフがちょっと喜びます