Rachealです。

お待たせしました。
お盆スペシャル(笑)前記事のつづきを。


1990年
リッキーは香港へ帰国。


普通なら夢をあきらめて帰ったんだなと思いますが、彼はそう簡単には諦めません。

アルバイトをしているだけじゃなかなか資金が貯まらないということで、日本で稼いだお金を元手に日本で流行していた「クレープ屋」を始めます。

つまり、事業をして寿司屋の資金を稼ぐという発想です。
さすが香港人という感じです。
日本人にはなかなかできない発想ですね。


1996年
更に貯まった資金を元手に日本のとんこつラーメン「味千ラーメン」を開店。ラーメンの逆輸入です。

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麺といえば中国のものというイメージがありますが、とんこつラーメンというのは日本で独自に生まれたもの。だから香港人には珍しいものととして受けたのです。

ビジネス大成功

※2010年現在で香港に35店舗ほどあります。


2003年
日本を離れて13年。
彼は再び香港で寿司屋をする為に4000万円もの資金を持って日本の水産会社をまわり始めます。

しかし、この場でも外国人ということで相手にされませんでした・・・



リッキーがある水産加工物の販売会へ行った時に運命の出会いをします。アワビの加工会社を経営する中村さん。

中村さんはリッキーの話を聞くうちに、彼の情熱に惹かれいつしか意気投合。そこでリッキーから相談を受けます。

「日本で何とか新鮮なネタを仕入れたいのですが、良い方法はありませんか?」

「それなら私が取引している水産会社を紹介しましょう」


これでうまくいくと思いきや・・・
紹介であっても外国人ということでまたも相手にされず・・・


それならばと中村さんが

「私が仕入れて、リッキーさんの会社に卸しましょう。仲介手数料もいりません。あなたの夢を応援します。」



2004年
中村さんのおかげでようやく香港での寿司店「板前寿司」をオープン!
リッキーの望む

”日本と変わらない新鮮なネタを手頃な価格で食べられる”

というコンセプトのお店となり、香港では大ヒット!!

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2008年
日本・築地の初競り。
大間産の本マグロを前年の413万円を大きく上回る、607万円で見事競り落としました。これが外国人初の快挙となり、大きな話題となりました。


現在では香港・台湾・北京・マカオ・シンガポールなど30店舗以上展開しています。


香港で寿司屋をしたい!と思い、日本へ足を運んでから16年という歳月を経てついに夢を実現。やはり結局は

「あきらめない」

ことが成功につながるんですね。


リッキーの会社は
英語では「Taste of Japan Group」
広東語では「和の味集団」(”の”は日本らしさの象徴でよく香港でも使われます)

つまり日本の味が大好きで、香港でも広めたいという想いが感じられます。


リッキーとは規模もスピードも全く比べ物にはなりませんが、いくつか共感できる部分があります。


1.とにかく日本(香港)の味を香港(日本)で伝えたいという想い。
2.本来したいことをする為に別の事で資金を稼いだ


私の場合は独立する際に、経験もないのにいきなり飲食店をするのは社会的信用、資金的にとても難しいだろう思い、まず低投資で開業できるパソコン関連事業から始めました。

3.取引したい会社とは取り合ってもらえず、自分を信用してくれる人が仲に入って協力してもらった。


つい最近ですが、香港のお砂糖(甘さ控えめのロックシュガー、生姜糖、なつめ糖、シロップ)を仕入れ時に買ってくるのが量的に重すぎて限界がきました。

そこで無謀にも香港を代表する砂糖メーカーに取り合ってみました。
日本で言うと「スプーン印」のようなもの。

量もコンテナ単位の話をしてきたので、うちの量では話にならない・・・
しかし、カートン単位で香港内なら配送できるという条件を出してくれました。


そこでお願いしたのがいつもお世話になっている中国茶屋さん。
砂糖メーカーへの注文、受取り、日本への発送を全て請け負ってくれるという、うれしい、うれしいお言葉

本当に感謝です。

そして現在timの商品棚には”生姜糖””なつめ糖”が復活しました。
どちらも香港ならではの美味しいお砂糖です。


リッキーの話はまさしく香港ドリームであり、とても勇気をもらえる内容で、私もリッキーのような情熱を持ち続けてがんばりたいなと思います。